冷蔵庫の設置・搬入の基本ポイント
冷蔵庫の設置や搬入は、事前準備と経路確認が非常に重要です。以下に、主な流れと注意点をまとめます。
搬入前(購入前)の準備
- 冷蔵庫のサイズ(幅・高さ・奥行き)を正確に測定し、設置場所や搬入経路(玄関・廊下・階段・エレベーターなど)が十分なスペースを確保できるか確認します。
- 搬入経路上の障害物(家具や雑貨)は事前に移動し、通路を確保します。床や壁が傷つかないよう、保護シートや緩衝材を用意すると安心です
- 設置場所は掃除しておき、電源コンセントや通気スペース(背面・側面ともに5〜10cm程度の隙間が目安)を確保します。
搬入当日の注意点
- 一般的には配達業者や引越し業者に依頼しますが、小型冷蔵庫であれば自力搬入も可能です。自分で運ぶ場合は2人以上で作業し、冷蔵庫を垂直に保ちながら運びます。斜めや横に傾けすぎると故障の原因となるため注意が必要です。
- ドアや通路が狭い場合、冷蔵庫や建物のドアを一時的に外す必要があることもあります。
- 大型冷蔵庫でエレベーターや廊下が使えない場合は、クレーンによる吊り上げ作業が必要となり、追加料金が発生します。事前に見積もりを取りましょう。
設置後のポイント
- 冷蔵庫が水平に設置されているか確認します。傾いていると正常に動作しない場合があります。
- 運搬後は冷媒が安定するまで2~4時間(場合によっては1時間以上)待ってから電源を入れます。
- 電源を入れてから冷蔵庫内が十分に冷えるまで(目安5〜6時間)は食品を入れないようにします。
- 異音や振動がある場合は設置状況を再度確認し、必要に応じてメーカーに問い合わせます。
よくあるトラブルと対策
搬入経路が通らない:必ず事前に経路を確認。難しい場合はプロに見積もりを依頼。
冷蔵庫を傾けて運んだ:傾けた場合は、設置後しばらく電源を入れずに待機。
設置場所が狭い:放熱板のための隙間を必ず確保。壁にぴったり付けない。
まとめ
- 設置・搬入は「サイズ測定」「経路確認」「設置場所の準備」が基本。
- 搬入はプロに依頼するのが安全・確実。自力の場合は2人以上で、冷蔵庫は垂直を保つ。
- 設置後すぐに電源を入れず、数時間待ってから通電。
- 冷蔵庫内が十分冷えてから食品を入れる。
これらのポイントを押さえて、スムーズかつ安全に冷蔵庫を設置・搬入しましょう。